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Blog 2014年7月アーカイブ

川越市男性 手の痛み痺れ 手根管症候群

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       右手関節掌側 超音波長軸像                     同部1か月後

 川越市40代男性会社員。 手の痛み、痺れ。 手根管症候群。

 【原因】
 製造業に長年従事しています。日常的に重い工具を持って仕事をされている為、数か月前より手の痛みだけでなく
 痺れも出現してきました。

 当接骨院にて超音波観察を行ったところ、右の正中神経が橈骨遠位端部で肥厚している様子が認められました。
 (左上画像の矢印)男性の希望により、手術の可否についてセカンドオピニオンが欲しいという事で総合病院に
 紹介しました。

 手根管症候群とは、手首の関節にある手根管というトンネルに正中神経、指の屈筋腱、血管が通っており
 このトンネル内が狭くなり、神経の圧迫が生じて手や指の痛みや痺れが出現します。

 原因は骨折などのけが、手指の使い過ぎによる屈筋腱の肥厚、加齢による変形性関節症、糖尿・甲状腺などの病気、
 妊娠出産期や更年期の女性ホルモンの乱れなどによって手根管内が腫れて神経が圧迫されます。

 【施術】
 紹介先の総合病院のセカンドオピニオンでは、手術をしないで日常的なケア(以下の点)をしっかりやって経過観察
 しましょうと言われました。
 ① 仕事の後はアイシングで手首の炎症を取る。
 ② マッサージ + ストレッチ
 ③ 湿布 + 固定
 ④ 手首の休息(動かさない)

 以上のケアは自宅で行うものですが、男性一人では限界がありますので、当接骨院の施術は②に重点を置いて
 指の屈筋腱を柔軟にし、正中神経への圧迫を軽減させる理学療法を実施しました。

 右画像は施術1ヶ月後ですが、左画像と比較して0.6mm細くなっていることが確認できました。症状は疼痛が
 消失し、痺れは残っているものの軽減しています。今後も理学療法を継続予定です。


 鶴ヶ島市 ふじみ接骨院 ℡049-271-3570
 アクセス http://www.223sekkotsu.com/access/

川越市小学生 膝裏の痛み 大腿二頭筋損傷

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       左ひざ裏外側 超音波長軸像                    右同部 健(正常)側

 川越市小学6年生男児。 膝裏の痛み、 大腿二頭筋損傷(肉離れ)。

 【原因】
 自宅近くでブレイブボードにのって遊んでいた時、バランスを崩して転倒しそうになり、膝の裏を伸ばしてしまい
 ました。徐々に痛みが強くなり病院の整形外科で診てもらいましたが、異常無しと言われました。

 1週間後に当接骨院へ来院されました。男児は跛行を呈し、膝の曲げ伸ばしをすることが出来ませんでした。
 超音波観察を行ったところ、膝の裏の大腿二頭筋内に血腫、浮腫が認められました。

 大腿二頭筋は坐骨から腓骨頭(すねの横の骨)に付着していて、膝を曲げる作用があります。

 【施術】
 起立時や階段昇降時に痛みが強いため、大腿部から膝まで包帯で固定します。特に出血箇所には、出血の
 吸収を促進させるよう圧迫を行います。

 施術では腿の筋肉の緊張と疼痛の緩和に有効な理学療法を行い、膝の屈伸時の可動域を徐々に拡大させて
 行きます。1週間後に患部の状態を把握する為、超音波観察の予定です。


 鶴ヶ島市 ふじみ接骨院 ℡049-271-3570
 アクセス http://www.223sekkotsu.com/access/

川越市男性 肩の痛み 三角筋損傷

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         右三角筋 超音波長軸像                    左同部 正常(健)側

 川越市40代男性、スポーツクラブインストラクター。 肩の痛み、三角筋損傷。

 【原因】
 自らのトレーニング(8kgのダンベルでサイドレイズ】中、右肩に僅かな痛みを感じましたがそのままトレーニングを
 続けました。翌日には、右肩を真上に拳上することが出来なくなりました。

 痛みが消失しなかったため、1週間後に当接骨院へ来院されました。触診では、三角筋外側に圧痛と筋肉内に
 硬結(筋肉の組織が硬くなってしまった状態)を触知しました。

 超音波観察を行ったところ、筋肉を包む筋周膜の一部が部分的に損傷(左上画像の矢印)し、硬結の部分は
 白く描出され、筋肉内組織の炎症と修復に伴って生じる血流反応が認められました。(左上画像の丸内)

 【施術】
 肩の痛みでダンベルやバーベルを持ち上げることが困難なので、トレーニングは下半身や体幹を中心に
 行います。長期間のトレーニングで筋肉の質が硬くなっているので、今後はトレーニング後の体の手入れ(アイシング、
 ストレッチ、マッサージなど)をしっかりとやっていきます。

 施術では、損傷した筋の修復、疼痛の緩和、内出血や浮腫の組織吸収を目的とした理学療法を行っていきます。


 鶴ヶ島市 ふじみ接骨院 ℡049-271-3570
 アクセス http://www.223sekkotsu.com/access/


坂戸市男性 胸部肋骨の痛み 肋軟骨骨折

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       右第10肋軟骨 超音波長軸像                 右第9肋軟骨 超音波長軸像

 坂戸市40代男性会社員。 胸部、肋骨の痛み、肋軟骨骨折。

 【原因】
 ゴルフのコンペ中にドライバーで思い切りスイングした時、右側腹部に強い痛みが走ってプレーを中断しました。
 痛みが引かなかった為、翌日に当接骨院へ来院されました。

 深呼吸をしたり体を左右に捻ろうとすると強い痛みがでます。超音波観察を実施したところ、右第10肋軟骨部が
 2か所で屈曲変形し、骨折している様子が認められました。(左上画像の赤矢印)

 また、骨折部上の外腹斜筋と内腹斜筋が内出血や浮腫により、右の画像と比較すると腫れて厚みが増大している
 様子も認められました。(黄色の矢印)

 肋(軟)骨骨折を引き起こす原因は大きく4つあります。
 ① 硬い物をぶつけた場合 
 ② 胸郭が前後や左右から圧迫され、肋骨の弾力により湾曲したところが骨折する場合
 ③ 咳くしゃみ、ゴルフスイングやバッティングなどによる急激または繰り返しの筋収縮により骨折する場合
 ④ 上記の原因が複合的に起こってしまう交通事故やスポーツ中のコンタクトプレーにより起こる場合

 【施術】
 今週もゴルフのコンペがあるそうですが、痛みでプレーできそうにありませんので、しばらく運動を休止します。
 咳やくしゃみなどの急激な筋収縮、再受傷や悪化を防止する為にバストバンドで約1ヶ月固定します。

 施術は骨折部の骨癒合、腫れや浮腫の吸収、疼痛の緩和を目的とした理学療法を実施いたします。


 鶴ヶ島市 ふじみ接骨院 ℡049-271-3570
 アクセス http://www.223sekkotsu.com/access/




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