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Blog 2014年9月アーカイブ

坂戸市男性 腰(こし)の痛み ぎっくり腰

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         左腰部 超音波長軸像                    右同部 超音波長軸像

 坂戸市40代男性会社員。 腰(こし)の痛み、ぎっくり腰(ギックリゴシ)。

 【原因】
 仕事中に中腰になって重い段ボール箱を持とうとして痛めました。腰の痛みで仕事を継続することが出来ず
 帰宅して以前通院したことのある接骨院を受診しました。

 その日の夜、痛みが強くなりそれから2~3日会社を休みました。少し動けるようになり当接骨院へ
 来院されました。中腰や腰を反らせることが出来ず、やっとベッドに横になれる状態でした。

 超音波観察を行ったところ、腰部全体に筋の緊張が高まり、筋周膜(斜めに描出された縞模様)が不鮮明に
 なっておりました。特に左最長筋では筋損傷後に診られる新生血管の増殖が診られました。(左上画像の丸内)

 【施術】
 左腰部の筋損傷の修復が始まっている為、患部への強い刺激は要注意です。腰部の筋緊張と疼痛が
 驚くほど軽減する理学療法を他の部位にアプローチします。
 
 男性は施術3日後より、仕事復帰することが出来ております。


 鶴ヶ島市 ふじみ接骨院 ℡049-271-3570
 アクセス http://www.223sekkotsu.com/access/

川越市男の子 腕が抜けた!?肘うでの痛み 肘内障

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                       左右腕橈関節 超音波長軸像

 川越市1才の男の子。うでが抜けた!?肘、うでの痛み、肘内障。

 【原因】
 原因は不明です。前日に両親が気が付いた時には、左腕をだらっと下げたままでした。翌日、当接骨院を
 受診されました。左腕を動かそうとせず、男の子のうでをつかむと大泣きして痛がりました。

 超音波観察を行ったところ、左腕橈関節内に輪状靭帯と回外筋が引き込まれている様子が認められ、
 肘内障(乳幼児の肘の脱臼)と判明致しました。(右上画像の矢印)
 
 肘内障は、乳幼児の手を引っ張った時や手の平をついて転んだ時などに橈骨の骨(橈骨頭)が輪状靭帯から
 外れてしまいます。乳幼児の橈骨頭の形状は円柱状で靭帯が外れやすい形となっています。成長と共に
 抜けにくい形状になっていきます。

 【施術】
 整復するとコクッという整復感があり、男の子はしばらくすると左腕を動かすことができました。橈骨が
 抜けた時に回外筋も痛めて腫れてしまいましたので2~3日は安静を保ちます。


 鶴ヶ島市 ふじみ接骨院 ℡049-271-3570
 アクセス http://www.223sekkotsu.com/access/

坂戸市小学生 足、踵(かかと)の痛み 足底腱膜炎

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                    左右足底 超音波長軸像

 坂戸市小学6年生女児、ミニバスケットボールクラブ所属。 足、踵(かかと)の痛み、足底腱膜炎。

 【原因】
 ミニバスケットボールの練習を週3回行っています。夏休み前から右の踵が痛くなりました。湿布を貼って様子を
 みていましたが、先日の練習試合中にジャンプの着地で痛みが強くなりました。

 当接骨院へ来院時は踵を着いて歩くと痛いので、つま先で歩いていました。踵の底部内側を押すと非常に
 痛がります。超音波観察を行ったところ、右踵底部内側で左と比較すると足底腱膜が肥厚して硬くなっている様子が
 認められました。(上画像)
 
 硬くなった足底腱膜が成長軟骨を刺激し、さらに痛みを強めていると推測されました。(上画像右側)また、
 内くるぶしと踵の間を押すとここも非常に痛がりました。

 ここは足の親指を曲げる長母趾屈筋や脛骨神経、後脛骨動脈、静脈などが過密に走行している為、足底からの
 衝撃や負担を繰り返し受けてしまい痛みを引き起こしてしまいます。

 【施術】
 小学生から中学生の踵の骨は成長軟骨(ここから踵の骨が大きく成長する)があり、激しい運動などで
 損傷しやすいため、サポーターなどで踵を保護します。

 踵の痛みを訴える患者さんの多くは、ふくらはぎやももの裏の筋肉もタイトで柔軟性を失っっていることが多いので
 筋緊張とかかとの痛みを取り除く理学療法を実施します。

 また、かかとの痛みにつながる悪い歩行や姿勢、自宅や学校で簡単にできる効果的なストレッチについても
 指導いたします。


 鶴ヶ島市 ふじみ接骨院 ℡049-271-3570
 アクセス http://www.223sekkotsu.com/access/

川越市中学生 腰骨の痛み 上前腸骨棘裂離(はくり)損傷

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    右上前腸骨棘 超音波短軸像              左同部健(正常)側

 川越市中学1年生男子、サッカー部。 こしぼね前面の痛み、上前腸骨棘裂離(剥離)損傷。

 【原因】
 サッカー部の練習中、ダッシュを繰り返していて腰骨の前面に強い痛みを感じました。1週間くらいすると歩行時の
 痛みは軽減しましたが、階段の上り下りでは特に下りで痛みが強く出ました。受傷から10日後に当接骨院へ来院
 されました。

 こしぼねの前面(上前腸骨棘)を押さえると強く痛みました。こかんせつに体重をかけて曲げると同様に痛みが
 ありました。超音波観察を行ったところ、左健(正常)側と比べて丸い骨の形が矢印のようにボコボコしてもやが
 懸ったように描出されました。また、赤線で囲った箇所は内出血や浮腫で腫れている様子も認められました。

 上前腸骨棘には縫工筋や大腿筋膜張筋が付着していて、ももを曲げたり外に開いたり(外転)するなどの作用が
 あります。小学生高学年から中学生は体の成長期で、筋肉は力強く発達していきますが筋の付着部はまだ軟らかい
 軟骨状態であるので、筋肉の強い収縮が繰り返されると筋の付着部(ここでは上前腸骨棘)がはがれてしまいます。

 【施術】
 軽いジョギングでも痛みがあるため、ランニングを1ヶ月程中止します。安静が保持されると、右上の画像のように
 骨のまるい出っ張りが連続した白い1本の線として描出されます。
 
 そのように1本の線になると剥がれた軟骨が骨化したと確認でき、ランニング開始の客観的判断を行う事ができます。
 はがれた軟骨が骨化するまでは、ももやこかんせつ、腰部の筋肉の緊張を緩和させる理学療法を行います。

 また、自宅やサッカー部活動の時間に簡単にできるストレッチや体幹(コア)トレーニングの方法も指導しました。
 2週間後に患部超音波観察の予定です。


 鶴ヶ島市 ふじみ接骨院 ℡049-271-3570
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川越市中学生 肘の痛み 上腕骨内側上顆裂離損傷

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       右上腕骨内側 超音波長軸像                   左同部 健(正常)側

 川越市中学2年生男子、野球部キャッチャー。 右肘の痛み、上腕骨内側上顆裂離損傷。

 【原因】
 練習試合中、盗塁を阻止するために2塁へ送球したところ、右肘に痛みを感じました。ピッチャーへボールを返球する
 時も痛みが強く、途中で他の選手に交代してもらいました。

 1週間湿布を貼って様子をみていましたが、キャッチボールをする時は痛みがあり、あまり痛みが軽減しなかったので
 当接骨院へ来院されました。

 右腕を投球ポジション(肘屈曲外反、肩外転外旋位)にすると、右肘内側に強い痛みがありました。超音波観察を
 行ったところ、右上腕骨内側上顆の骨の表面が裂離(剥離)している様子が認められました。(左上画像のシェーマ)

 内側型野球肘は小、中学生に多く診られます。投球動作中の肘の屈曲、外反ストレスにより前腕の屈筋回内筋
 内側側副靭帯が過緊張して、上腕骨内側上顆の成長軟骨を繰り返し牽引し、(軟)骨の表面を剥がしてしまいます。

 【施術】
 男子には1か月間、キャッチボールを含む投球を中止しました。幸い野球部の顧問の先生がけがや障害にとても
 理解があり、当接骨院の治療方針を守ってくれました。
 
 2週間ごとに超音波観察をして剥がれた(軟)骨がしっかりと硬く骨化しているか確認しました。投球中止の間は
 前腕や上腕の筋肉を柔軟にする理学療法を実施しました。

 また、男子は投球に必要な肩や前腕の筋肉の柔軟性が不足していましたので、自宅や学校で簡単にできる
 ストレッチを指導しました。

 現在は1ヶ月が過ぎ、患部骨癒合も良好であるため、30%の力で5mのキャッチボールを開始しました。(但し
 痛みが出た時点で投球中止ですが)


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