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Blog 2017年6月アーカイブ

鶴ヶ島市 主婦 膝関節の痛み ひざ関節症

 将棋の藤井聡太四段の快進撃が続いている。AI時代の申し子らしく、将棋ソフトを使って
 強くなったとの報道もある。

 AI(人工知能)は、いろんな分野で開発が進んでいる。柔整業界でも超音波観察などで活用される
 日が、そんなに遠くない将来に来るかもしれない。

 しかし、骨折や脱臼の整復などは、AIでは不可能と考えられている。柔整師の技術として、後世に
 伝えられるよう、これからも研鑽を重ねたいと思う。


 【今回の症例】
 鶴ヶ島市 70代主婦 右膝関節の痛み ひざ関節症

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【原因】
 2週間前に階段を1段踏み外し、右膝を捻ってしまった。3年前から膝の変形性関節症で整形外科に 
 通院して、運動療法とマッサージなどの理学療法を受けていました。

 【治療】
 最近ではウォーキングをしても膝の痛みはあまり感じていませんでしたが、階段を踏み外してから
 膝が腫れてお皿の内側に痛みを感じます。

 右膝関節に関節液(水)が過剰に溜まっていました。加重して膝を屈伸するとお皿の内側に痛みを感じ
 ます。超音波検査で膝蓋大腿関節内側の軟骨が健側と比較して肥厚していました(左画像の丸の囲み)。

 軟骨は関節水腫など炎症症状が長期間継続されると軟骨の組織が変性して、軟化や膨隆、亀裂などが
 惹起され、軟骨が肥厚し関節面も不整になっていきます。

 関節水腫と軟骨の腫れの吸収を促進させます。水腫と軟骨の痛みでひざに力が入らず、バランスを崩して
 転倒しやすいので、家事や外出時はサポーターで固定します。


 鶴ヶ島市 「痛みを診る」に取り組む、ふじみ接骨院
 ☎049-271-3570 アクセスhttp://www.223sekkotsu.com/access/

坂戸市 会社役員 足裏の痛み 母趾種子骨障害

 【今回の症例】
 坂戸市 男性会社役員 右足裏の痛み 右母趾種子骨障害

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 【原因】
 半年前、テニスの試合中にダッシュして右足を思い切り踏み込んだ際に右足裏に激痛が走りました。
 整形外科では強剛母趾と言われ、痛み止めと湿布を処方されました。テニスに復帰するまで3カ月以上
 掛かりました。

 昨日、テニスの練習中に足裏の同じ個所に痛みを感じたため練習を中止し来院されました。
 *強剛母趾とは、母趾のMTP関節の変形性関節症で、中年以降の高齢者に多く、関節可動域が減少する。

 【治療】
 超音波検査で右母趾の内側種子骨が、分裂した状態で描出されました(左画像丸の囲み)。分裂して
 いる真ん中に白い仮骨と考えられる組織が描出されたことから、種子骨骨折を起こしていたと推測
 されました。

 骨折治療器で骨癒合を促進させます。患部に直接加重しないようなパットを装着して固定します。
 *母趾種子骨障害は二分種子骨、関節症、骨壊死、疲労骨折などで痛みを感じる。加重をより
 受ける内側種子骨の方が障害されやすく、足裏母趾で地面を蹴りだす時に疼痛が生じる。

 鶴ヶ島市 「痛みを診る」に取り組む、ふじみ接骨院
 ℡049-271-3570 アクセス
 

坂戸市 会社員 右肩関節の痛み「石灰化!?」

 年を重ねると背骨の圧迫骨折や椎間板や関節軟骨の摩耗、筋力低下などで身長が低下してきます。
 身長が2センチ以上縮むと転倒するリスクが2倍になる、と埼玉医科大学の研究チームが報告しました。
 
 一般的に高齢者が転倒すると骨折などのケガをするリスクが高いです。骨折をして寝たきりになった、と言う
 話はよく聞いたりします。

 健康で年を重ねていくには、自分が高齢になるときのことを想像して、早いうちからスポーツやウォーキング
 などで体を鍛え、柔軟体操ストレッチングなどで体をケアすることを心がけていきたいですね。

https://www.m3.com/news/general/537267?portalId=mailmag&mmp=RA170617&mc.l=229423842&eml=8fb7c04d5767fca70bb47b4ae294f6ce



 
【本日の症例】
 坂戸市 男性会社員 右肩関節の痛み 腱板内石灰化組織

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【原因】
 2ヵ月前の交通事故でバイクから転倒して右肩を強打しました。近隣の整骨院で整体とマッサージの
 施術を受けましたが、痛みは軽減しませんでした。

 【治療】
 超音波検査では右腱板(棘下筋)に白く丸い組織(石灰化?)が描出されました(画像矢印下)。
 丸い組織は硬い腫瘤のように指の腹に触知します。

 筋肉内の石灰沈着は通常数週間から数か月で体内に吸収されますが、丸い組織に負担が掛かり過ぎると
 炎症が広がり四十肩に移行する場合があるので定期的に画像検査で評価しながら施術を行っていきます。


 鶴ヶ島市 「痛みを診る」に取り組む、ふじみ接骨院
 ℡049-271-3570 アクセスhttp://www.223sekkotsu.com/access/

坂戸市 女性 右膝関節の痛み「水が貯まっているの!?」

 【今回の症例】
 坂戸市 無職女性 右膝関節の痛み 膝関節捻挫 膝関節水腫

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【原因】
 糖尿病のため、8年前から運動療法の一環でスポーツ(ウォーキングとテニス)を始めました。2週間前に
 テニス中に無理な体性からボールを取りに行く際に右膝を捻りました。

 【治療】
 シップをしてサポーターで固定しましたが、右膝を曲げることができないくらい痛みます。超音波検査
 で右膝関節に関節液が過剰に溜まっていました(画像白線の囲みの黒い箇所)。

 今まで大きなけがなどをしたことが無かった女性は「これくらいで水が貯まってしまうの?」と
 驚いていましたが、その通りで非常に軽微な外力でもひざに水が貯まってしまうことがあります。

 膝を曲げる際に痛いのは、過剰に溜まった関節液によって関節の内圧が高まるためです。関節液の吸収を
 促進させる施術を行います。水が貯まっている間はテニスなどの激しいスポーツを休止します。自宅では
 関節液の体内吸収を促す簡単なマッサージを行ってもらいます。

 鶴ヶ島市 「痛みを診る」に取り組む、ふじみ接骨院
 ℡049-271-3570 アクセスhttp://www.223sekkotsu.com/access/

 

川越市 中学生 もも裏の痛み 筋膜損傷

 高校生の息子のサッカーの公式戦が始まりました。中学生の試合では体が小さく非力な選手もかなり
 見かけたましたが、高校生の試合では体格の良い選手が多く、見ていて迫力がある。

 ライン際のボールを必死に追いかける姿、相手選手にファールをしてからの気遣い、主審から注意を
 受けた際の真摯な態度など清々しい気持ちになりました。1サポーターとして「選手たちの一生懸命」を
 応援しようと思いますsoccersweat01happy01



 【今回の症例】
 川越市 中学生男子 もも裏の痛み 筋周膜損傷。 

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 【原因】
 陸上短距離のスタートの練習をしていた時、右のもも裏の筋肉に痛みを感じました。3日間、部活を
 休みましたが痛みは消えませんでした。

 【治療】
 歩行時にはあまり痛みは感じないが、階段昇降など股関節と膝関節を深く曲げて加重するとももの裏に
 痛みを感じてしまう。

 超音波検査では右の半腱様筋の筋周膜の消失が認められた(右画像の丸の中の黒い部分)。損傷した筋周膜
 の修復を促進させる治療器を使用します。この状態での強いマッサージなどは禁忌です。

 鶴ヶ島市 「痛みを診る」に取り組む、ふじみ接骨院 
 ℡049-271-3570 アクセスhttp://www.223sekkotsu.com/access/
 


 
 

鶴ヶ島市 女性 肩の痛み「五十肩?いえ肩関節症です」

 【今回の症例】
 鶴ヶ島市 70代女性 右肩の痛み 変形性肩関節症

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 【原因】
 半年前から右腕を体の後ろに動かすと痛み出ます。近隣の整骨院で五十肩と言われ、電気の治療を3ヶ月やり、
 別の治療院では整体とマッサージの施術を3ヶ月続けましたが痛みは軽減しませんでした。

 【治療】
 触診で右上腕骨の大結節の一部が盛り上がっていて、そこを押すととても痛がります。超音波検査では
 上腕骨大結節に骨の増殖(骨棘)が認められました(画像点線の上部の盛り上がり)。

 骨棘の周囲の筋肉も傷ついて、右肩関節を動かすと痛みが出る状態になっています。傷ついた筋肉を
 修復させる治療器を使用し、日常生活で右肩に痛みが出ない動き(方法)を指導します。


 鶴ヶ島市 「痛みを診る」に取り組む、ふじみ接骨院 ☎049-271-3570
 アクセス http://www.223sekkotsu.com/access/

 

川越市 高校生 左足関節の痛み「えっ、疲労骨折!?」☆追加情報☆

 中学三年生は最後の大会(埼玉県学校総合体育大会)に向けて部活動を頑張っていますが、
 その頑張りに伴って、ねんざや肉ばなれ、ぎっくり腰などで来院する中学生が増えています。

 今まで培ってきた力を発揮するために、練習を頑張り過ぎず、体のケアと休息に務めて
 試合に臨んで欲しいです。

 【今回の症例】
 川越市 男子高校生 左足関節の痛み 左腓骨疲労骨折                     

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初診時、超音波画像

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3週後、超音波画像

 【原因】
 陸上長距離ランナー。大会1ヶ月前からスピードを重点に練習を行ってきました。10日前から左足首の外側に
 違和感が出現したため、近隣の整骨院で最新の電気治療をしてもらい大会に出場。レース後、歩行不能
 となってしまいました。

 【治療】
 左足に加重すると左外くるぶしの上部に痛みが出現。超音波検査の結果、腓骨骨表面が僅かに隆起し、
 その隆起上に仮骨も出現して疲労骨折している様子が認められました(画像丸の囲み)。

 疲労骨折の痛みは痛みを軽減させる治療器ではなく、骨癒合を促進させる治療器(LIPUS)で施術します。
 また骨癒合には2~4週かかり、その間に練習を行ってしまうと骨癒合が進行しないため、練習の復帰は
 慎重に行います。

 【6/28 追加情報】
 3週後の超音波画像では疲労骨折の箇所が、骨形成が促進して骨隆起していることが認められた(下画像
 矢印間)。骨隆起している箇所を押すと圧痛があるため、2週後に再度、超音波検査の予定です。

 鶴ヶ島市「痛みを診る」に取り組む、ふじみ接骨院 ☎049-271-3570 
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