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Blog 足、ふくらはぎの痛み: 2015年1月アーカイブ

坂戸市中学生 足(あし)の痛み 踵骨裂離損傷

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        左足背側 超音波長軸像                    右同部 健(正常)側

 坂戸市中学2年生男子、柔道部所属。足(あし)の痛み、踵立方靭帯(二分靭帯の一部)付着部、踵骨裂離損傷。

 【原因】
 柔道部の練習中バランスを崩して倒れこんだ時、左足を捻って相手の体が勢いよく乗ってしまいました。
 左足の痛みがありましたが、無理をしてしばらく練習を続けてしまいました。

 帰宅後、すぐに当接骨院へ来院。すでに腫脹と疼痛が強くなりだしていて、歩行時に跛行を呈していました。
 徒手検査後、超音波観察を実施したところ、左踵立方靭帯(二分靭帯の一部)付着部の踵骨前結節部が裂離
 (剥離)している様子が認められました(左上画像の赤丸の中)。

 また、裂離(剥離)した周囲は健側と比較すると内出血で皮膚、皮下組織が腫れて厚くなっている様子も認められ
 ました(左上画像の矢印)。捻挫で多く遭遇する損傷は前距腓靭帯や踵腓靭帯の箇所ですが、男子はそれらの
 靭帯は損傷していませんでした。

 【施術】
 柔道は、投げたり投げられたり踏ん張ったりと足に体重が非常にかかります。男子はすぐにでも練習に復帰したいと
 希望しておりましたが、気持ちが強くても痛みも強いため階段昇降がやっとできる状態です。

 軽いジョギングを始めるまで約3週間は、上半身のトレーニングや可能な範囲のストレッチングなどの練習を指導
 しました(指導者も了承済みです)。

 施術では内出血や浮腫の吸収に威力を発揮するプロアスリート仕様の治療機器を使って早期回復、治癒を目的に
 理学療法を実施します。日常生活や通学では、患部の安静と負担を減少するよう固定をします。

 男子は踵骨を裂離損傷しているにもかかわらず1週間で痛みがほぼ消失したため、練習に参加したいと強く希望して
 来ました。しかし、裂離した骨が骨化するためには数週間必要なため、今までどおり可能な範囲の練習をしよう
 と男子の気持ちを抑えるのが精一杯でした。

 今週、患部の状態を確認するため超音波観察の予定です。


 鶴ヶ島市 ふじみ接骨院 ℡049-271-3570
 アクセス http://www.223sekkotsu.com/access/

 

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