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Blog 肘関節の痛み: 2013年7月アーカイブ

坂戸市男の子 手の痛み?いいえ肘の脱臼でした

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  左肘関節 超音波長軸像               右健側


 坂戸市3歳幼児。

 
 【原因】
 家の中で遊んでいて転倒した模様。(転んだところは誰も見ていませんでした。)

 初診時は左手首に湿布を貼っていました。お母さんによると、受傷は昨夜で、
 痛みのため、あまり眠れなかった様子。診察時は寝ていました。sleepy

 触診時に手の平を上方向に捻ると、痛みで「ワーン」と泣いてしまいます。crying
 超音波観察を行っても、痛めたであろう箇所を特定できません。

 寝ている為、圧痛も確認できず困ってしまいましたが、もう一度手の平を上にして
 肘を屈伸したところ、肘に「カクッ」とした整復音を触知。
 肘内障(幼児の肘の脱臼)でした。

 肘内障とは、2~5歳の幼児に発生することが多く、手を急に引っ張ったり転倒
 した時に、前腕の橈骨が輪状靭帯から抜けてしまう亜脱臼の状態です。

 整復後は、手の平を上にしても泣かず、念のため超音波観察を行ったところ、
 右上画像の健側(痛みの無い側)と比較して、左画像の輪状靭帯(白矢印)は
 損傷を受けたためか、少々不鮮明です。

 また、周囲の筋は、(左右の画像の描出した場所が若干違うことを考慮しても)
 一日経過していることもあり、腫れている様子(赤矢印)が認められました。

 【処置】
 整復後は、肘をアイシングし、包帯で固定しました。

 【経過】
 翌日は、いつもの元気な様子で、手にはお気に入りのヒーロー者のおもちゃを
 持って来院。happy01
 肘は、痛みもなく良好でした。catface


 鶴ヶ島市 ふじみ接骨院

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