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川越市男性 股関節(臀部)の痛み 梨状筋症候群
【原因】
土日はゴルフの練習またはコースに出てプレーしています。ボーリングも大好きで平日の仕事
帰りに自宅近くのボーリング場でゲームを楽しんでいます。
昨年末より左股関節(臀部)に鈍痛や強い痛みが出る様になりました。特に仕事中、座っている
時間が長いと徐々に痛み出してきます。
病院でレントゲン検査に異常はなく、湿布と痛み止めを処方されましたが、最近はあまり薬が
効かなくなりました。
当接骨院に初診で来院された時は、少し左脚を引きずるように痛みをかばっていました。
左脚でスクワットをしようとすると痛みが出ます。
左股関節(臀部)のほぼ真ん中を押すと筋肉の山が2つあります。
外側は中臀筋、内側は梨状筋といい、どちらも親指で押さえると硬く「ゴリゴリ」していました。
梨状筋症候群とは、梨状筋の下部から出る坐骨神経(総腓骨神経と脛骨神経)が筋の先天的
形態異常や筋の硬さによる圧迫を受けて痛みを引き起こします。
坐骨神経痛とは、腰部や股関節(臀部)で起こった痛みや痺れが大腿部の裏からふくらはぎ、
足部に放散される状態を言います。
梨状筋症候群を放置すると、坐骨神経痛に移行してしまう恐れがあります。
【施術】
この患者さんには、梨状筋と中臀筋の硬くなった箇所をピンポイントで柔軟にする理学療法で
ほとんど痛みが消失しました。
ゴルフやボーリングは右打ち右投げの利き手側を頻繁に使うスポーツです。いつも酷使する
筋肉が決まっているので、体の前後左右のバランスが非常に悪くなっていました。
そのバランスを矯正したところ、ゴルフではスイングが軽くなって飛距離が伸び、ボーリングでは
ストライクが連発したそうです。
体のバランスが悪かった時は、ゴルフとボーリングのプレー後にいつも非常に体が疲労する
のに、バランスが良くなってからは疲労を感じなかったそうです。
今までの状態がいかに悪かったか実感されていました。
鶴ヶ島市 ふじみ接骨院
(ふじみ接骨院) 2014年1月14日 07:22
坂戸市中学生 肩の痛み 野球肩
右肩後方 自然下垂位超音波長軸像 右肩後方 外旋位超音波長軸像
坂戸市中学2年生。ボーイズリーグ投手。肩の痛み。野球肩。
【原因】
公式戦での登板や練習中に遠投して無理が重なり、右肩を痛めてしまいました。右肩をコッキング
ポジション(ボールを顔の横)に持っていくと右肩の後方に痛みが走ります。また、右肩甲骨の内側や
右肩を覆っている三角筋も硬く、指で押さえると痛みが出現します。
当接骨院にて超音波観察を行った所、右上画像上の棘下筋に繰り返し負担がかかり、微細な
断裂を含む損傷や萎縮が起きていると思われる箇所(大きな丸の囲み)と肩甲骨関節窩に
付着する関節唇損傷(小さな丸の囲み)が認められました。
右上画像は肩を外旋位とした所ですが、左画像と一致した箇所の損傷や萎縮、機能不全が
認められました。
野球肩は腕だけで投げる投球フォームが原因で起こったり、繰り返しの投球によって腱板(筋肉)に
微細な断裂や傷が付いたり、上腕骨頭を含む軟骨や関節唇などを損傷して痛みが出る症状です。
野球肩は他のスポーツなどでも比較的多く診られます。特にオーバーヘッドスポーツと呼ばれる
ソフトボール、バレーボール、テニス、バドミントン、陸上の投擲などで起こります。
【施術】
この患者さんはチームでも主力選手であるため、公式戦では少々の痛みがあっても投げてきました。
しかし、高校進学後も野球を希望している為、これ以上無理をすると痛みが取れないばかりか、
投球ができない状態に移行してしまう恐れがあります。
それらの事を患者さんや親御さんに伝えて、しばらく痛みのない範囲で練習することとしました。
施術は少々痛みを伴いますが、硬く萎縮した筋や関節唇周辺をピンポイントでマッサージをして
柔軟にしていきます。
そうすることで棘下筋やその他の腱板がスムーズに収縮し、上腕骨が最大に外旋できるように
なってきます。
また、肩甲骨の動きがとても悪く、同様に腕の動きと連動するように機能改善するとともに、
投球フォームを見直し、腕だけに負担のかからない、全身を使って投球できるフォームに改善
していきます。
鶴ヶ島市 ふじみ接骨院
(ふじみ接骨院) 2014年1月 7日 23:25
新年あけましておめでとうございます
ふじみ接骨院は、今年で開院12年目、ホームページをリニューアルして2年目となります。
本年も引き続き皆様の健康のお役に立てます様、努力精進してまいりますので、ご指導ご鞭撻の程
お願い申し上げます。
また、ホームページ上の「接骨ブログ」では、けがや痛み、痺れ、スポーツ障害など健康に関する
情報を地域(鶴ヶ島市、坂戸市、川越市)の皆様に分かりやすく発信してまいりたいと存じます。
本年もどうぞふじみ接骨院をよろしくお願い申し上げます。
鶴ヶ島市 ふじみ接骨院 寺嶋竜太
(ふじみ接骨院) 2014年1月 3日 09:16
鶴ヶ島市女性 首の痛み むち打ち症 交通事故
自然立位レントゲン側面像 頸部屈曲位レントゲン側面像
鶴ヶ島市30代女性。首の痛み、むち打ち症、交通事故。
【原因】
自動車で交差点を右折しようとした所、直進車と衝突しました。大きな衝撃で首が前後に
振られてしまいました。
精査依頼先のクリニックにて、むち打ち症(頸椎捻挫)と診断されました。左上画像は、本来の
生理的前弯(前方向に緩やかにカーブしている)が消失し、ガタガタした配列になっています。
また、右上画像は頸部屈曲位ですが、こちらも本来の生理的後弯が消失し、「くの字」を
呈しています。この様な頸椎の変化は、むち打ち症(頸椎捻挫)ではよく診られる症状です。
頭部を支える筋や靭帯などに、交通事故などによる大きな負荷や継続的な負荷が頸部に
掛かると非常に強い緊張を起こし、この様な画像上の変化として認められます。
【施術】
症状の重いむち打ち症は(頸椎捻挫)は、頸部周囲の筋、靭帯などの軟部組織に微細な出血を
伴う損傷が起きていることもあり、受傷当初は安静を保ちます。
この様な事が疑われる場合は、患部が炎症を起こしていることが多く、温めるのではなく、
冷やします。冷やす判断は、痛みが強いことと患部が熱っぽい、または熱いことです。
頸椎カラーが楽な場合は、装着します。この患者さんは、頸椎カラーでは固定され過ぎて、
苦しくなるという事で、綿包帯や少し大きめなタオルで固定しました。(大きめなタオルでの
固定は、慢性的な首の痛みや肩こりにも使用すると楽になります。)
受傷当初は、首周囲の痛みが強いため、疼痛緩和を中心に施術していきます。日常生活動作が
少し楽になってきたら腰部、背部、肩、頸部と施術範囲も拡大していきます。そして、徐々に
筋の緊張や関節可動域の改善を促進する理学療法を実施していきます。
鶴ヶ島市 ふじみ接骨院
(ふじみ接骨院) 2013年12月24日 18:05
川越市会社員 膝の痛み ランニング膝
左膝上部 超音波長軸像 左膝内側 超音波長軸像
川越市50代男性会社員。 膝の痛み、ランニング膝。
【原因】
1年前ダイエットで始めたランニングを、最近は毎日欠かさず行っています。来年の2月には
フルマラソンを走る予定で、毎日10Km走ることをノルマにしています。
1ヶ月前より左膝が重く感じ、最近ではランニング開始直後から痛み出します。膝が腫れている
感じがして、しゃがむことが出来なくなり、当接骨院受診に至りました。
視診では、右膝と比べて、瀰漫性に腫れています。また、左膝内側と膝蓋骨周囲に圧痛と
加重痛が出現します。
超音波観察を行ったところ、左膝上部の滑液包に関節液(水)が過剰に貯留している様子が
認められました。(左上画像の赤線の囲み。)また、右上画像において、膝内側は
半月板が矢印方向に関節裂隙から亜脱臼し、内側側副靭帯を押している様子も認められ
ました。
半月板には、黄色線で示したところに断裂している様子が認められました。患者さんに
伺ったところ、今までランニング中に大きなけがをした事が無いということで、いつ痛めたのか
覚えがないそうです。
【施術】
膝に関節液(水)が溜まっている為、ランニングを強行するとさらに悪化することが予想
されます。水が吸収されるまで無理をせず、ランニングを一時休止します。
ランニングは休止しますが、可能な範囲で腰から下肢にかけてのストレッチや膝周囲の
アイシング、マッサージを行います。日常生活や仕事中は、膝に負担がかかり過ぎないように
膝のブレースを装着します。半月板断裂(損傷)を悪化させないためです。
当院では、左膝の痛みの原因である股関節の施術と共に、疼痛緩和と腫れの吸収を
促す理学療法を実施していきます。
【経過】
2週間ほどランニングを休止して、ほぼ痛みと腫れが消失しました。今後は、2週間かけて
ウォーキングから軽めのランニングを再開していく予定です。
鶴ヶ島市 ふじみ接骨院
(ふじみ接骨院) 2013年12月16日 17:54
坂戸市男性 腿の痛み 大腿部打撲
左大腿部 超音波長軸像 同部 超音波短軸像
坂戸市30代男性、調理師。 腿(もも)の痛み。大腿部の打ち身。
【原因】
空手の交流試合で、相手から左腿に下段蹴りをもらってしまった。何度も蹴られたため、
腿の全体が腫れあがってしまいました。
翌日、当接骨院を受診された時には、歩行が困難な状態でした。超音波観察を行ったところ、
大腿直筋と中間広筋内に、筋線維の断裂と内出血が貯留した黒い箇所が認められました。
(左右上画像の赤丸内)
【施術】
左大腿部のいろいろな個所を蹴られている為、内出血も広範囲に及んでいました。この様に
内出血が広範囲に認められる場合、血の塊の一部に骨化することがあります。
これを骨化性筋炎と言います。
この筋炎に注意しながら施療を進めます。腫れと痛みが軽減するようRICEの処置を行います。
(当接骨院HP「スポーツ障害について」をご参照ください。)
特に固定は内出血が拡大しないように工夫します。施術では、疼痛緩和と速やかに内出血の
吸収を促す理学療法を行います。
日常生活では、約2週間は患部の負担を軽減する為、松葉杖を使用してもらいました。
【経過】
この患者さんは調理師の仕事をしている為、1日中立ち通しだそうです。仕事上、安静を
保つことが困難ですが、約1ヶ月で少々痛みは感じますが階段昇降が連続してできるまで
回復しております。また、現在、超音波観察において、骨化性筋炎は起こっておりません。
鶴ヶ島市 ふじみ接骨院
(ふじみ接骨院) 2013年12月 9日 23:48
川越市男性 すねの痛み 原因不明の腫れ
外観写真 左右脛骨内側 超音波長軸像
川越市70代男性。書道の先生。すねの痛み。
【原因】
自宅で書道教室を経営しています。生徒さんに指導している時は正座をしていますが、その時に
右すねの内側に痛みを感じるようになりました。
左上写真の丸で囲んだ箇所が、赤く腫れています。当接骨院には、痛みを感じてから5日後に
来院されました。
超音波観察において右上画像は、左右の脛骨(すね)を描出したものですが、右の皮膚の幅
(黄色矢印)が左よりも厚くなっています。
また、右画像上の赤の囲みは、黒く描出され腫れて皮膚の中の水分量が増加している様子が
認められました。
【処置】
赤く腫れた箇所は、熱感と指で押した時の圧痛があり、アイシングしました。また、念のため
蜂窩織炎などの皮膚の感染症かどうか確認して頂くために、皮膚科の受診を勧めました。
参考までに、蜂窩織炎とは、黄色ブドウ球菌や連鎖球菌などの細菌が毛穴や小さな傷から
侵入する皮膚の感染症です。
顔や四肢に診られますが、足に感染し症状がひどくなると、赤く腫れて痛みで歩くことが
困難になる事もあります。
初期には、赤く腫れている所を安静にし、冷やします。ひどくなる前に皮膚科の受診を
お勧めします。
この患者さんの血液検査(白血球値、CRP値)の結果は陰性でしたが、痛みと腫れが
なかなか軽減したかったのでアイシングと疼痛軽減の理学療法を継続しました。
腫れの軽減と共に、疼痛も日ごと消失し、当接骨院受診から10日で治癒に至りました。
鶴ヶ島市 ふじみ接骨院
(ふじみ接骨院) 2013年12月 2日 15:15
坂戸市女性 足趾の痛み 外反母趾
左外反母趾外観 左母趾内側 超音波長軸像
坂戸市70代女性、無職。外反母趾の痛み。
【原因】
10数年前から外反母趾と診断されていましたが、最近では特に痛みがありませんでした。
当接骨院に来院される前日、机の脚に左母趾をぶつけて強く痛み出しました。
左上写真は母趾の内側ですが、丸で囲んだところが少し赤くなり腫れていました。
また、超音波観察にて、右上画像上の丸の囲みに滑液包が黒く描出され、滑液が貯留して
腫れている様子が認められました。
この腫れている箇所を押したり、体重をかけたり、靴を履いて歩行すると痛みが強くなります。
母趾MTP関節の内側にある滑液包は、靴を履いた時、靴の内側にぶつかるのを和らげる
クッションの役目をしたり、関節の屈伸運動をスムーズに行う働きがあります。
その滑液包に慢性的に炎症が起こると赤く腫れ上がり、加重したり動かしたりするだけでも
激痛が走ります。この状態を滑液包炎(バニオン)と言います。
【施術】
今以上に腫れと痛みが悪化しない様、しっかりとアイシングします。また、過剰に貯留した
滑液が早期に吸収する理学療法を行います。
日常生活では、腫れている箇所に衝撃吸収材のパッドを当て、衝撃などから保護するように
しっかりと固定します。
鶴ヶ島市 ふじみ接骨院
(ふじみ接骨院) 2013年11月25日 23:10
鶴ヶ島市男性 全身の痛み 交通事故
【原因】
夜、帰宅中に自転車で交差点を横断していた所、一時停止をしなかった原付バイクに
衝突されました。
自転車と共に転倒し、首の捻挫、腰を強打し打撲、右足首の捻挫を受傷しました。総合病院での
レントゲン撮影では、画像上以上はありませんでしたが、首のむち打ち症状、腰の屈伸動作時の
痛み、右足首の靭帯損傷のため加重歩行時の痛みが著明でした。
むち打ち症は、自動車が後方から追突された時などに首が後ろ(過伸展)に強制され、その後
前にうなずく(過屈曲)様に首が大きく振られてしまいます。
今回、この患者さんは横から衝突されたことにより左右に首が強制的に振られてしまったようで、
特に首の回旋、側屈動作が初診時には不可能でした。
【施術】
施術当初、首の動作時痛、腰の屈伸、足首の加重歩行時痛が著明であった為、積極的な
施術は避けて筋緊張と疼痛の緩和を目的に理学療法を行いました。
また、日常生活や仕事中は痛みが悪化しないように固定(コルセット、サポーター、テーピング
など)をしっかりと行いました。
交通事故の治療は、自賠責(強制)保険または任意保険で損害保険会社(以下損保会社)が
被害者に治療費などを支払う仕組みになっています。
損保会社は治療費等の支払いを極力抑制したいため、捻挫や打撲を受傷した被害者に
対して、3ヶ月を目安に治療を終了するよう、電話などでプレッシャーをかけて来る場合があります。
(すべての被害者に対してではありません。)
その事故で示談をしてしまうと、後々後遺症が出ても治療が受けられなくなってしまいます。
大切なことは被害者である患者さんが「ここまで良くなった。治癒した。」と納得してから示談
することです。
当接骨院では、損保会社との対応や各種手続きの仕方、示談までの治療の流れを説明させて
頂き、初めて事故に遭われた患者さんに対しても安心して治療を受けて頂けるよう努めて
おります。
鶴ヶ島市 ふじみ接骨院
(ふじみ接骨院) 2013年11月19日 07:12
坂戸市男性 肋骨の痛み 脇の打撲
右第10肋骨 超音波長軸像 3週間後画像
坂戸市70代男性。グランドゴルフプレイヤー。
【原因】
グランドゴルフの帰りに、腰の高さのフェンスをまたごうとした所、足が引っ掛かり
右側腹部を強く打撲してしまいました。
クラブを右手で持つだけでも右脇に痛みが強く出現します。その日のうちに当接骨院を受診。
問診、触診、徒手検査から肋骨の損傷が疑われましたので、超音波観察を実施いたしました。
左右上画像は右背部の第10肋骨ですが、肋骨の損傷(骨折)はありませんでした。しかし、
肋骨上に走行している広背筋がフェンスと肋骨に圧迫され、丸で囲んだ箇所が黒くなり、
損傷(内出血、浮腫)している様子が認められました。
広背筋は、第7胸椎以下の棘突起、第9~12肋骨、腸骨稜から上腕骨小結節稜に付着し、
腕の内転や背中に腕を回すなどの働きがあります。
【施術】
1ヶ月後にグランドゴルフの大会があり、出場を目指しています。上画像のように筋肉内に
損傷があるため、強い痛みが軽減するまで安静を保ちます。
初診日より痛みが出ない範囲で内出血や浮腫の吸収を促す理学療法を行っています。
右上画像は3週間後ですが、左に比べて筋肉内の縞模様が描出され、筋線維組織の
損傷が修復されている様子が確認されました。
痛みもかなり軽減し、ボールを強く打つと感じる程度に回復いたしました。
1週間後の大会に向けて施術継続中です。
鶴ヶ島市 ふじみ接骨院
(ふじみ接骨院) 2013年11月12日 07:23