カテゴリ
月別 アーカイブ
- 2018年7月 (1)
- 2018年6月 (2)
- 2018年5月 (3)
- 2018年4月 (3)
- 2018年3月 (4)
- 2018年2月 (6)
- 2018年1月 (6)
- 2017年12月 (5)
- 2017年11月 (8)
- 2017年10月 (9)
- 2017年9月 (6)
- 2017年8月 (7)
- 2017年7月 (4)
- 2017年6月 (7)
- 2017年5月 (5)
- 2017年4月 (5)
- 2017年3月 (5)
- 2017年2月 (4)
- 2017年1月 (4)
- 2016年12月 (4)
- 2016年11月 (5)
- 2016年10月 (5)
- 2016年9月 (5)
- 2016年8月 (5)
- 2016年7月 (4)
- 2016年6月 (5)
- 2016年5月 (5)
- 2016年4月 (5)
- 2016年3月 (5)
- 2016年2月 (5)
- 2016年1月 (5)
- 2015年12月 (6)
- 2015年11月 (10)
- 2015年10月 (9)
- 2015年9月 (11)
- 2015年8月 (5)
- 2015年7月 (6)
- 2015年6月 (5)
- 2015年5月 (4)
- 2015年4月 (4)
- 2015年3月 (2)
- 2015年2月 (4)
- 2015年1月 (4)
- 2014年12月 (3)
- 2014年11月 (4)
- 2014年10月 (4)
- 2014年9月 (5)
- 2014年8月 (4)
- 2014年7月 (4)
- 2014年6月 (5)
- 2014年5月 (4)
- 2014年4月 (5)
- 2014年3月 (4)
- 2014年2月 (4)
- 2014年1月 (5)
- 2013年12月 (4)
- 2013年11月 (4)
- 2013年10月 (7)
- 2013年9月 (4)
- 2013年8月 (6)
- 2013年7月 (8)
- 2013年6月 (6)
- 2013年5月 (5)
- 2013年4月 (7)
- 2013年3月 (3)
最近のエントリー
HOME > Blog
Blog
鶴ヶ島市幼児 肘の痛み 肘内障
肘 外側超音波長軸像(整復前) 肘 外側超音波長軸像(整復後)
鶴ヶ島市 2才の女の子。左手をだらんと下げ、動かそうとしない。
【原因】
「お兄ちゃんに、左腕を引っ張られて受傷したようだ。」と、お母さんが訴えていますが、お兄ちゃんは否定しているそうです。
幼児の肘の脱臼は、肘内障と呼ばれています。
肘内障とは、2--5才位の幼児に発生することが多く、急に手を引っ張られた時に、前腕の橈骨が、輪状靭帯にはまっている場所からはずれてしまいます。
上の左の画像は、はずれた靭帯が、関節包(関節を包む膜)を赤線のように押し上げている様子が認められます。また、矢印は、本来存在する靭帯が消失したように、不鮮明となっています。
上の右の画像は、脱臼整復後で、靭帯が元の状態に戻り、押し上げられていた関節包も赤線のようにほぼ真っ直ぐに戻っています。また、矢印の輪状靭帯も境界明瞭となり、本来の位置に戻ったことが確認されました。
【治療】
問診、診察後、超音波検査にて骨折や軟部組織の損傷の有無を鑑別します。
肘内障の整復後は、手を頭上まで上げてもらい、バイバイできるか確認します。
2,3日は、関節周囲の軟部組織を痛めていることがありますので、激しい遊びは避け、安静を保ちます。
【経過】
翌日も手を頭上に上げることが出来るか、痛みは引いているか確認します。
鶴ヶ島市 ふじみ接骨院
(ふじみ接骨院) 2013年6月 7日 07:05
川越市中学生 足の痛み シンスプリント
【原因】
部活の練習で、1年生の頃から左すね内側に痛みが出現しました。少し良くなっては練習を再開し、悪化したらまた良くなるまで練習を休むということを繰り返していました。
シンスプリントは、スポーツ障害の1つで、すねの横に付着している筋肉、筋膜、すねの骨に炎症が起き、走り出すと痛みが出現します。(初期症状)
下腿内側超音波短軸像
中度の症状は、運動中痛みが続きます。そして、運動後に痛みが緩和します。
重度の症状は、運動以外の日常生活中(歩行や階段昇降など)も痛みは消失しません。疲労骨折に至る場合もあります。
シンスプリントは、陸上、サッカー、テニス、バスケットボールなどダッシュやジャンプ、激しいステップワークを必要とするスポーツに多く診られます。
【対処法】
運動や部活動をしながら治療を行う場合は、練習方法やランニングフォームに問題がないか見直したり、痛みが出ない範囲で練習を行うことが重要です。無理をすると、この女子中学生のように競技を行っている間、痛みが消失しないということになります。可能でしたら一時運動を休止します。当院では、痛みの原因の炎症を抑える、筋肉の緊張を軽減する理学療法を行います。
右上の画像の赤線は、すねの骨です。黄色線の囲みは、長趾屈筋(足指を曲げる筋)で、矢印の所で炎症を起こしていることが認められます。
鶴ヶ島市 ふじみ接骨院
(ふじみ接骨院) 2013年6月 4日 07:17
鶴ヶ島市高校生 初プロテイン
息子が、柔道部に入部して1か月が過ぎました。先輩や同級生に勧められて、プロテインを飲むようになりました。そこで、プロテインを初めて飲む息子と、摂取する目的について勉強してみました。
プロテインとは、たんぱく質のことで必須アミノ酸、ビタミン、ミネラルを含んだサプリメントです。(商品により成分は異なりますが)
アスリートは、自身のパフォーマンスアップの為、日々の練習やトレーニングに励んでいます。ハードな練習をする為には、たくさんのエネルギーを必要とします。そのエネルギーが不足すると、さらなる練習や試合中のベストパフォーマンスを発揮することが出来ないばかりか、けがやスポーツ障害の原因にもなりかねません。
スタミナが不足しない為には、3度の食事が大切であることは言うまでもありません。しかし、息子の場合、毎日の朝練、午後練、土日は1日練習をこなしていると3度の食事だけではエネルギー不足ですから、それぞれの練習後におにぎりやパン、プロテインなどを摂取しています。
大切なことは、練習や試合前にエネルギーが不足していないことと、練習や試合後には、使ったエネルギーを速やかに補給することです。
息子が柔道で強くなるためには、どうしたら良いでしょうか?
それは、言うまでもなく、質の高い「トレーニング」、「栄養」、そして「休養」です。
「トレーニング」によって、疲労し、痛みの原因の傷ついた筋肉を元通りに回復させ、さらに以前よりも強く回復(超回復と言います)させる為には、筋肉の修復する材料となる「栄養」を摂取し、修復と超回復する為の時間「休養」が必要なのです。
【たんぱく質(プロテイン)の重要性】
アスリートに必要なたんぱく質は、体重1kgあたり2-3g/日とされ、体重70kgでは、140gが必要とされています。それを食事で摂取する為には、700gのステーキを食べなければならず、余計な脂肪分も摂取してしまい、効率的でないばかりか、1回の食事でたんぱく質を多量に摂取しても、すべてを吸収することができないのです。
また、たんぱく質や他の栄養素が不足すると、自身のパフォーマンスが発揮できないばかりか、けがやスポーツ障害の原因にもなってしまいます。
では、摂取する為の最適な時間帯はいつか?
それは、運動直後(ゴールデンタイムと言って、成長ホルモンの分泌が促進され、たんぱく質の吸収が高まる時間=文献によっては30分、60分以内)です。しかし、運動直後は、体の疲労や筋肉の痛みなどで食事をする気になれないものです。
そこで、水や牛乳と一緒に飲むことが出来るプロテインは手軽で便利な、そして重要なサプリメントなのです。
JE大学(坂戸市)の先生も「スポーツは、栄養で強くなる!」とおっしゃっています。昨年の箱根駅伝において、シード権を獲得したJ大学(坂戸市)は、JE大学の栄養面でのサポートにより、強くなったと言われています。今年は、残念ながらJ大学は、棄権してしまいましたが。
息子には、柔道だけではなく、高校生活を十分楽しんでもらいたいと願っています。
鶴ヶ島市 ふじみ接骨院 院長
(ふじみ接骨院) 2013年5月26日 14:22
肘の痛み 内側側副靭帯損傷
テニスウィークエンドプレイヤー。
【原因】
テニスの練習中に、サーブを打つため上げたボールが風で流れた。無理な体制から打ってしまい、右ひじを痛めた。
【初診時】
肩外旋、外転、肘屈曲位(投球ポジション)にて、右肘の痛みと圧痛が認められました。
肘内側 超音波長軸像
超音波観察を行ったところ、右画像の丸内の
内側側副靭帯 前斜走線維(AOL)に断裂を示す
低エコー域(白矢印)が認められました。
内側側副靭帯は、前斜走線維(AOL)、後斜走線維(POL)、横靭帯(TL)から構成され、肘関節外反ストレスに抵抗する最も重要な部分がAOLです。
また、この靭帯損傷はスポーツ障害(外傷)の1つで、成人では靭帯実質部の損傷が多いのに対し、成長期の児童や学生は、内側型野球肘に診られるような靭帯付着部の(軟)骨損傷が多くなります。
【施術】
日々のアイシング、三角巾やアームホルダーなどによる固定。通院、理学療法を実施。
痛みのため、約1ヶ月間の市民大会出場や練習を休止しました。
この患者さんは、学生時代に野球をやっており、その時にも右肘を痛めた既往歴があったそうです。その時の肘の損傷状態は分かりませんが、今回と同じような痛み方だとおっしゃっていました。
テニスの練習に復帰することについては、日常生活や仕事中(エンジニア)の負担による痛みが軽減してから、素振りをする、軽くボールを打つなどの練習から徐々に再開していきます。
鶴ヶ島市 ふじみ接骨院
(ふじみ接骨院) 2013年5月19日 08:53
膝の痛み オスグッド膝
初診時 右膝下超音波長軸像 3か月後 右膝下超音波長軸像
坂戸市 小学6年生男児。膝の痛みが軽減せず来院。
【原因】
小学4年生から、サッカークラブチームに所属しています。5年生の夏ごろより、膝の痛みが出現しました。近隣のクリニックや接骨院に通院していましたが、良くなっては練習を再開していた為、完治に至りませんでした。
オスグッド、シュラッター病は、大腿前面の大腿四頭筋が膝蓋骨を介して腱となり、膝下の脛骨粗面に付着します。小学高学年から中学生男子の年代は、骨の成長と筋肉の発達が著しいため、膝下の大腿四頭筋腱が、まだ、骨化していない軟骨部を繰り返し大腿四頭筋に牽引され、裂離(剥離)してしまいます。
(上部の左画像の赤線から黄色線の位置に軟骨が裂離している様子が、認められます。)
症状は、悪化すると膝下の腫れ、圧痛、熱感などが認められ、ダッシュ、ジャンプ、深くしゃがむなどが不可能となります。特に、サッカー、バスケットボール、テニス、野球、陸上競技などのスポーツをしている子に認められ、子供のスポーツ障害(外傷)の1つでもあります。(成長痛とは、異なります。)
【施術】
日常生活動作(歩行、階段昇降など)に痛みが強い場合は、運動を中止します。そして、裂離(剥離)した軟骨が骨化(硬化)する3か月前後は安静を保ち、痛みの程度によって運動を少しずつ再開します。いきなり、激しい練習や試合に出場すると再発する原因となり、慎重に復帰しなければなりません。
(上部の右画像は、剥がれた軟骨が赤線のように滑らかに接続した様子が認められます。この様になると痛みが消失し、ある程度の運動が可能となりますが、再発予防の為にオスグッドストラップは装着します。)
当院では、膝周囲の筋の緊張を和らげる理学療法を施療します。日常生活では、こまめなアイシングとオスグッドストラップを装着し、大腿四頭筋の強い牽引を予防します。
鶴ヶ島市 ふじみ接骨院
(ふじみ接骨院) 2013年5月14日 07:06
腰痛 ぎっくり腰
【原因】
自宅でファンヒーターを片付けようと中腰になったところ、腰にピシッとした痛みが走り、動くことが出来なくなりました。
【初検】
腰の前後屈が痛みにより不可能で、第5腰椎周囲に圧痛、熱感が認められました。超音波検査により、第4,5腰椎間の胸腰筋膜が、一部不連続で断裂している様子が認められました。(動画の為、ここでは表示しておりませんが。)
胸腰筋膜は、腰から背中に存在する厚く強靭な筋膜で、表層と深層の2層からなり、脊柱起立筋群と腰方形筋を隔てています。
その表層の筋膜の1部を損傷してしましました。よく言われる「ぎっくり腰」の1つですが、本来は「急性腰痛症」とも言います。急性腰痛症は、読んで字の如く、急に発症するけがですが、元々腰痛を抱えている方に発症することが多いのです。
この患者さんは仕事で1日中、座ってパソコンの入力をしていることが多く、痛みや足のしびれが強くでることがあります。
また、腰の痛みは、運動部の学生や社会人アスリートのスポーツ障害(外傷)、交通事故の後遺症などにも診られます。そのような方は、腰や股関節周囲の筋、筋膜の張りや炎症が強く、神経が過敏に作用して過剰収縮を引き起こしやすくなり、「ぎっくり腰」に至ることがあります。
【施術】
硬く強く張った筋や筋膜、関節を柔軟にする理学療法を施療します。
【経過】
この患者さんは、時々「ぎっくり腰」を繰り返すため、痛みや足のしびれが治まっている時には、ウォーキングや軽い運動、ストレッチなどを行い、予防に努めています。
鶴ヶ島市 ふじみ接骨院
(ふじみ接骨院) 2013年5月 9日 07:01
坂戸市女性 肩の痛み テニス肩
右上腕前面 超音波長軸像 右上腕前面 超音波長軸像
坂戸市30代女性、主婦。 肩の痛み、テニス肩。
【原因】
テニスプレー中、サーブでボールを強打した時に、右肩に激痛が走り、プレーを中止しました。
【初検】
右腕を拳上し抵抗を加えると、肩前面に痛みが出現します。超音波検査にて、右三角筋(前部線維)が、
左上画像の星印間で 筋肉内の周膜が途絶え、また、丸内の画像が周囲よりも不均一になり、損傷している様子が
認められました(三角筋炎)。 また、右上画像では、矢印の箇所で筋周膜が断裂している様子も認められました。
三角筋前部線維は、腕の前側の拳上に作用し、テニス、ゴルフ、バレーボールプレーヤーなどにしばしば診られ、
スポーツ障害(外傷)の1つです。また、普段は炎症で済んでいても、大きな力が加わった時に断裂に至ることもあります。
【施術】
炎症を軽減させる理学療法を実施します。また、テニスは2-4週間中止し、痛みや腫れが消失してから、
素振りや軽くボールを打つなど、少しずつ練習に復帰していきます。
【経過】
女性は、約3週でテニスに復帰しました。復帰後は、ウォームアップで肩や腕のストレッチ、プレー後はアイシングや
ストレッチで肩や全身のケアを実施し、けがや故障の予防を行っています。
鶴ヶ島市 ふじみ接骨院
(ふじみ接骨院) 2013年5月 6日 18:12
交通事故 任意保険の契約内容について
しかし、中には重篤な症状で、上記の治療期間に治癒されない方もいらっしゃいます。
治療が長期化した場合は、任意保険会社の担当者から治療の打ち切りを宣告されることがあり、「これ以上、治療しても症状が改善しなければ、症状固定として後遺障害診断書を医療機関からもらってきてください。」と言われることがあります。
後遺障害診断書とは: 交通事故によりむち打ち症などのけがをした時に、痛みやしびれなどが残り、これ以上、治療を続けても改善が見込めず、症状が残存するような場合は、症状固定になったと言います。
そして、後遺障害認定(1-14級)手続きを取ることになります。
この診断書が作成されると、書類に記載される症状固定日より後は、治療費などが保険会社に請求できなくなります。
保険会社は、治療期間をなるべく短く済ませ、治療費や慰謝料などを少額に抑える様に努めます。
被害者だからと言って、本人の納得できるまで治療を受けられるとは限りません。
しかし、痛みやしびれなどの症状が残存したままでの家事や職場復帰をすると、家族や職場に負担を強いることになる事もあります。
その様な時に、「あと数か月治療させて下さい!」と保険会社に頼んでも、「いいですよ。」と言ってくれることは少ないと思います。
保険会社の対応してくれる担当者もビジネスですから、当然だと思います。
保険会社との交渉が困難な時は、弁護士に依頼すると良いでしょう。
ただ、弁護士費用は、依頼する案件や交渉が長期に及ぶ場合、いくら費用が掛かるのか分かりませんので、任意保険に加入されている方は、補償内容を見直し、弁護士費用補償特約(保険金額300万円までが多いようです)を付加することをお勧めします。
弁護士は交渉のプロですから、本当に必要でもう少し加療すれば良くなると見込める場合は、医療機関と保険会社の間に入って交渉してくれます。(注意: 弁護士に依頼すれば被害者の思い通りになるということでは、決してありません)
当院の交通事故の患者様にも、この弁護士費用補償特約を利用し、6ヶ月の治療後、さらに2か月の治療期間を認めさせ、その後の症状もかなり改善され、社会復帰された方もいます。
毎日、車を利用される方は、任意保険契約期間の途中でも、補償内容を見直されてはいかがでしょう?
鶴ヶ島市 ふじみ接骨院
(ふじみ接骨院) 2013年4月28日 23:00
手首の痛み 若木骨折
手首の痛みを訴えて、来院されました。
【初検】
サッカーの練習中にバランスを崩し、転倒した際に右手を地面に強打した。
患部の腫れや出血斑は無く、手関節より3cm近位で限局性の圧痛が認められました。
前腕部の超音波長軸像
受傷日の他院レントゲン検査では、骨に異常無しで、捻挫の診断でしたが、患者は翌日も学校の制服のボタンをかけることも困難だったため、当院に来院されました。
超音波観察したところ、上画像の骨の線状高エコー像(赤線)が、矢印の所で角度が変わっている様子が認められました。
これは、小中学生にみられる「若木骨折」といいます。
若木骨折とは: 長管骨にみられ、若木を折り曲げた様な状態に似ていて、骨が単に屈曲した骨折です。
後日、精査を依頼しているクリニックで、レントゲン検査の結果、骨の角度が変わった部位(画像の赤線、矢印)で骨折が確認されました。
この若木骨折は、スポーツ障害(外傷)などでも多く診られますが、見逃しやすい骨折の1つでもあります。
【処置】
通院、理学療法と約3週間の固定にて治癒しました。
鶴ヶ島市 ふじみ接骨院
(ふじみ接骨院) 2013年4月27日 22:51
足の痛み 種子骨障害
拇趾内側種子骨 超音波長軸像 拇趾外側種子骨 超音波長軸像
坂戸市 中学1年生男子。陸上部に入部してから、長距離走を毎日やることになりました。自主トレーニングでは、毎朝の3km走は欠かしていません。1週間前より、左拇趾裏に加重痛が出現しました。
【原因】
種子骨とは: 足部では、第1中足骨頭下部に、内側と外側に2個あります。内側は、拇趾外転筋、短拇趾屈筋の内側頭、外側は拇趾内転筋、短拇趾屈筋の外側頭の腱内に存在し、関節運動の支点、腱の摩擦や圧迫力を和らげ、また、腱のけん引力の方向を変えるなどの機能を持っています。
これらの種子骨は体重の負荷で強い力を受け、しばしば炎症を起こします。男子は、陸上部入部と共に、今までよりも走る距離が増加し、オーバーランニングが、足部の負荷や痛みに影響していると思われます。
左上のエコー画像は、内側種子骨の骨表面が、不整になっている(赤線の重なり、矢印)様に認められます。この部位を圧迫すると、疼痛が出現します。
また、右上のエコー画像は、外側種子骨で、表面が滑らかな線状に描出されている(赤線、矢印)様に認められます。この部位を圧迫しても、疼痛はありません。
【対処法】
ランニングの休止を指導し、通院加療を開始しました。また、シューズの選定、ランニングフォームやコンディショニング(柔軟性)などの改善も必要だと思われます。また、2週間後に、超音波観察を実施予定です。
鶴ヶ島市 ふじみ接骨院
(ふじみ接骨院) 2013年4月23日 22:55