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膝の痛み ベーカー嚢腫(包)

Watanabe_Toyoko_20130326173051_1732590.jpg  川越市在住、60代女性。2か月位前から、膝の鈍痛が気になりだしました。

【原因】
暖かくなり、家庭菜園を始め、しゃがむことが多くなりました。しゃがんだ際に、特に膝の後ろに圧迫感があり、腫れているような感じがしていました。以前も同じようなことがあり、近隣のクリニックでレントゲン撮影を行ったが、異常はありませんでした。
当院で、超音波検査を実施し、左画像の赤線の囲みが描出され、「ベーカー嚢腫」と推測されました。                  

         左膝窩US長軸像 

ベーカー嚢腫とは: 膝裏の膝窩滑液包が炎症を起こし、関節液が過剰に貯留することで、大きな嚢胞となります。繰り返しの膝への負担、スポーツ障害、慢性関節リウマチ、変形性膝関節症が合併し発症することがあります。

【対処法】
一般的に関節症の炎症が鎮静されると、嚢腫も縮小、消失することが多いです。当院にて、数週間、理学療法を実施しましたが、大幅な縮小は診られず外科クリニックへ精査を依頼しました。「ベーカー嚢腫」と診断され、穿刺で淡黄色粘稠性関節液16ccを排液されたと報告を頂きました。

【経過】
日常生活の繰り返しの負担にて、同部位に関節液が何度も貯留することもあるため、当院にて施術継続中です。 


鶴ヶ島市 ふじみ接骨院
 

膝の痛み 半月板損傷

サッカー日本代表DF 長友佑都(インテル、ミラノ)選手が、14日のカリャリ戦で、左膝、外側半月板を断裂。復帰まで数か月から半年などと報じられています。


半月板損傷は、スポーツ外傷の中でもサッカー、ラグビー、柔道などのコンタクトスポーツ、交通事故や労働災害で多く発生することが知られています。


半月板は、膝関節内の内側と外側にある軟骨で、膝の動きを滑らかにし、衝撃を吸収するクッションの役目をしています。


外側半月板損傷: 膝屈曲位で大腿骨を外側に捻った時、急に膝を伸展すると、半月板は前後に引き伸ばされ、中心近くの横断裂か斜断裂をきたします。


自覚症状としては疼痛、腫脹、膝折れ現象 giving way、歩行障害 などが見られ、他覚的には可動制限、筋委縮、嵌頓、水腫、圧痛などが現れます。


プロアスリートを除く、一般の方は、日常生活や仕事に支障をきたす場合は、手術の適応となることがあり、あまり支障がない場合は、保存的に治療を行います。軽症であれば、サポーターやテーピングなどの補助補強、疼痛軽減目的でのリハビリテーションを行います。また、筋萎縮予防や疼痛の軽減を目的として、大腿四頭筋、膝関節周囲の理学療法も実施します。


最近では、サッカー日本代表の本田圭佑選手、西武ライオンズの中村剛也内野手らも膝の手術を受けています。
彼らの早期の回復と復帰、活躍を願っています。


鶴ヶ島市 ふじみ接骨院
  


足の痛み、足底腱膜炎

他院で「足底腱膜炎」と診断された40代の女性が来院されました。
足底腱膜炎: 当院HPの「お悩みの部位と症状-慢性的な痛み-足」をご参照ください。

【原因】
ダイエットの為、鶴ヶ島、坂戸市内を毎日ウォーキング、週1-2回のランニングを、1か月程前より始めた。おそらく、急激に始めたことによるオーバーユース(使い過ぎ)で足底腱膜に炎症をきたし、症状が出現したものと思われます。

中には、中年以降に誘引なく生じるもの、あるいは、入院で長期臥床後の歩行開始により、一過性に出現するものなどがあげられます。


【対処法】
一時的に運動を休止した方が良いのですが、この女性はウォーキングを休みたくない(ランニングは休止)ということで、ウォーキングフォームや姿勢、ウォーキング前後の全身、特に足底やふくらはぎのストレッチ、アイシング、消炎鎮痛剤の貼付などを指導いたしました。


【経過】
起床時の足に加重した時の痛みがなくなりましたが、引き続き、当院での理学療法を施療中です。


鶴ヶ島市 ふじみ接骨院




股関節の痛み

妊娠8か月の妊婦さんと出産後2か月の患者さんが来院された。
お二人とも股関節痛を訴えています。
特に既往歴はなく、1-2か月前から気になりだしたとのこと。

【原因】
 1)妊娠、出産期は、ホルモンのバランスが変化して「突発性」の関節炎を引き起こすことがあります。妊娠、出産期には、特発的に肘、手関節痛、関節炎が起きたり、手指屈筋腱の腱鞘炎が起きたりすることが知られています。
 2)出産期は、お腹が出てくることにより、骨盤の前傾が強まります。そして、腰背部の起立筋群、股関節伸筋、屈筋群が緊張することによる筋の痛みが出現し、股関節の内圧も高まって疼痛を引き起こす事が考えられます。

お二人とも、上記の原因が同時(徐々)に重なって、症状が出現したと思われます。

【対処法】
 ホルモンのバランスは産後、徐々に戻ります。骨盤の前傾と股関節の内圧は、適切な理学療法により軽減してあげることが必要です。

【経過】
8か月の妊婦さんは、日常生活中にマタニティーバンドを着用し、骨盤の前傾が強まらない様にサポートしています。
出産後の患者さんは、上記の筋の緊張が緩和されてから、すぐ股関節痛が軽減しました。


鶴ヶ島市 ふじみ接骨院


鶴ヶ島市中学生 指の捻挫、掌側板損傷

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  右第4指PIP関節超音波長軸像(整復前)              (2週間後) 



鶴ヶ島市中学3年生。受験生。

【原因】
バスケットボールを取り損ねてPIP関節を過伸展してしまいました。(左上画像の矢印)

【施術】
左上画像の矢印のように、掌側板膜様部が基節骨から剥がれている様に認められましたので、整復しました。
固定は、アルフェンスシーネを使用しました。

2週間の固定をしっかりとやった後、アルフェンスシーネを除去しました。
掌側板膜様部が元の位置に戻っていました。(右上画像の矢印)

【経過】
3週間で、深く曲げた時の痛みが完全に消失し、治癒しました。
高校受験日には、指の痛みによる影響もなく、見事、合格しました。
おめでとう!!!

鶴ヶ島市 ふじみ接骨院

                             

交通事故による後遺症、骨化性筋炎か?

 DSCF0222.JPG  Kikuchi_Chieko_20130305.jpg 
     膝蓋骨上部に腫瘤を触知              膝蓋骨上部の超音波長軸画像

 膝痛で久しぶりに来院されたCさん。元々、膝の関節症ですが、散歩中に膝を捻ってしまいました。
左膝が腫れていたので超音波検査したところ、水(関節液)が溜まっていました(黄色線の囲み)。

 さらに膝蓋骨ではない線上高エコー像を描出しました(赤矢頭)。
左写真のように親指と人差し指でつまんでみると、グミのような硬さの腫瘤を触知しました。

 Cさんにお聞きしたところ、2年前に交通事故にあい、自転車で転倒して膝を強打したそうです。
その時の打撲が原因で起こった骨化性筋炎と思われます。

 骨化性筋炎とは、太ももなどの筋肉を強く打撲すると筋肉の中に血腫(血の固まり)が出ます。これが一部骨になることを言います。

 通常、骨化性筋炎は痛むことは無いのですが、当院で縮小するか施療中です。
変化が認められた時は、またご報告いたします。

鶴ヶ島市 ふじみ接骨院 


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当院の症例や健康にお役にたつ情報を分かりやすく発信していきたいと思っております。

鶴ヶ島市 ふじみ接骨院 院長 寺嶋

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