右上腕前面 超音波長軸像 右上腕前面 超音波長軸像
坂戸市30代女性、主婦。 肩の痛み、テニス肩。
【原因】
テニスプレー中、サーブでボールを強打した時に、右肩に激痛が走り、プレーを中止しました。
【初検】
右腕を拳上し抵抗を加えると、肩前面に痛みが出現します。超音波検査にて、右三角筋(前部線維)が、
左上画像の星印間で 筋肉内の周膜が途絶え、また、丸内の画像が周囲よりも不均一になり、損傷している様子が
認められました(三角筋炎)。 また、右上画像では、矢印の箇所で筋周膜が断裂している様子も認められました。
三角筋前部線維は、腕の前側の拳上に作用し、テニス、ゴルフ、バレーボールプレーヤーなどにしばしば診られ、
スポーツ障害(外傷)の1つです。また、普段は炎症で済んでいても、大きな力が加わった時に断裂に至ることもあります。
【施術】
炎症を軽減させる理学療法を実施します。また、テニスは2-4週間中止し、痛みや腫れが消失してから、
素振りや軽くボールを打つなど、少しずつ練習に復帰していきます。
【経過】
女性は、約3週でテニスに復帰しました。復帰後は、ウォームアップで肩や腕のストレッチ、プレー後はアイシングや
ストレッチで肩や全身のケアを実施し、けがや故障の予防を行っています。
鶴ヶ島市 ふじみ接骨院