腰痛 ぎっくり腰
坂戸市 40代男性。
【原因】
自宅でファンヒーターを片付けようと中腰になったところ、腰にピシッとした痛みが走り、動くことが出来なくなりました。
【初検】
腰の前後屈が痛みにより不可能で、第5腰椎周囲に圧痛、熱感が認められました。超音波検査により、第4,5腰椎間の胸腰筋膜が、一部不連続で断裂している様子が認められました。(動画の為、ここでは表示しておりませんが。)
胸腰筋膜は、腰から背中に存在する厚く強靭な筋膜で、表層と深層の2層からなり、脊柱起立筋群と腰方形筋を隔てています。
その表層の筋膜の1部を損傷してしましました。よく言われる「ぎっくり腰」の1つですが、本来は「急性腰痛症」とも言います。急性腰痛症は、読んで字の如く、急に発症するけがですが、元々腰痛を抱えている方に発症することが多いのです。
この患者さんは仕事で1日中、座ってパソコンの入力をしていることが多く、痛みや足のしびれが強くでることがあります。
また、腰の痛みは、運動部の学生や社会人アスリートのスポーツ障害(外傷)、交通事故の後遺症などにも診られます。そのような方は、腰や股関節周囲の筋、筋膜の張りや炎症が強く、神経が過敏に作用して過剰収縮を引き起こしやすくなり、「ぎっくり腰」に至ることがあります。
【施術】
硬く強く張った筋や筋膜、関節を柔軟にする理学療法を施療します。
【経過】
この患者さんは、時々「ぎっくり腰」を繰り返すため、痛みや足のしびれが治まっている時には、ウォーキングや軽い運動、ストレッチなどを行い、予防に努めています。
鶴ヶ島市 ふじみ接骨院