膝関節上部 超音波長軸像 10日後画像
鶴ヶ島市50代女性。
【原因】
正座をしようとした所、左膝が何となく重苦しく、暫くすると痛みが出てきました。
この患者さんは非常に活動的で、毎朝ラジオ体操、ウォーキングは毎日朝夕2時間、週2回の卓球とヨガなどを日課としています。
視診では腫れている様子はありませんでしたが、触診では熱感とわずかに膝蓋跳動(水が溜まっている時の検査方法)がプラスでした。
超音波検査を行ったところ、膝蓋上部に水(膝関節液)が溜まっている様子が認められました。(膝関節水腫。左右上画像 黄色の囲みの黒いところ。)
膝関節水腫とは、関節の動きを滑らかにする関節液が、けがや炎症などによって、過剰に分泌される症状です。適切な処置を行わないと、日常生活の家事や仕事の負担だけでも、関節液がなかなか引か(吸収され)ない慢性的な状態となってしまう恐れがあります。
【施術】
日常的に行っている運動がオーバーワークになっていることが考えられる為、一時休止します。
また、自宅ではスポーツ障害(けが)でも行うRICEの処置を実施します。(詳細は当院HP、「スポーツ障害について」をご参照ください。)
施術では、炎症を抑え、膝に溜まった水の吸収を促進させる理学療法を実施いたします。(右上画像は、10日後の状態です。左画像と比較して黒く映った水腫の範囲が縮小している様子が確認できます。)
【経過】
日課としている運動に早く復帰したいということで、加療を継続しています。
鶴ヶ島市 ふじみ接骨院