受傷部写真 左第4指 掌側PIP関節超音波長軸像
鶴ヶ島市中学2年生男子。 バスケットボール部。
【原因】
部活練習中、転がってきたボールを取り損なって、左薬指を思いきり突いてしまいました。
受傷翌日に当接骨院へ来院。左上写真の丸の囲みで、右に比べて腫れています。指の屈伸と
手の甲側と手のひら側の圧痛(両横の痛みはありません)が著明でした。
超音波観察の結果、右画像の赤線の掌側板膜様部で、患側(左薬指)が健側(右薬指)に比べて
厚みが増し腫れています。
掌側板とは、指の関節が真っ直ぐ以上に伸びないようストッパーの役目をしています。
また、患側は健側と比較して黒くなり、損傷(内出血、浮腫)している様子が認められました。
指の捻挫や打撲は、日常生活や仕事中に、また、スポーツ障害(けが)では非常に多く診られ、
関節の可動域を超過する力がかかると発生します。
競技では特に、バスケットボール、バレーボール、野球、ソフトボールなどの球技や柔道、ラグビー、
アメリカンフットボールなどのコンタクトスポーツに多発します。
【施術】
損傷した掌側板は、骨から剥がれる力がかかったと推測されたため、しっかりと元の状態に
戻るように整復します。
また、RICEの処置(当接骨院HP[スポーツ障害について」をご参照ください)を行います。
特に固定は重症です。治癒してからもテーピングなどを使用して再発予防をします。
施術は、早期に腫れと痛みが軽減する様、理学療法を実施していきます。
鶴ヶ島市 ふじみ接骨院