右腰部 超音波長軸像 同部 1週間後
鶴ヶ島市40代男性。自営業。遅発性ぎっくり腰(腰痛症)。
【原因】
3週間前に営業車の洗車中、屈んだ姿勢から立ち上がった時に右腰にチクっと痛みを感じました。
しかし、激痛ではなかったのでそのまま洗車を続けました。その週末は、営業車を長時間運転
しました。
その後、徐々に痛みが強くなり、コルセットをしていても立ったり座ったりする動作や中腰の姿勢で
激痛が走る様になりました。
遅発性のぎっくり腰(腰痛症)とは、痛めた時は大した事が無くても、その後の生活動作や負担で
損傷部が徐々に拡大し、時間の経過とともに痛みも増大してしまいます。
この患者さんが痛みを感じた後も洗車を続けたことや、週末の長時間運転により腰の痛みが
増大したと思われます。
初診時、超音波観察を行ったところ、左上画像の丸の囲みで赤、青色の信号(右腸肋筋内
損傷部の修復による血流増加)が認められました。
【施術】
受傷日から3週間経過していた為か、損傷部周囲はとても硬い状態でした。この患者さんは、
2年前に椎間板ヘルニアの手術を行い、当院でも椎間板ヘルニア術後のリハビリをした
既往歴がありました。また、1年前には坐骨神経痛の診断を他院で受けた経緯があり、
普段から腰痛や坐骨神経痛がありました。
腰から下肢の神経に沿って押圧すると痛みが誘発されるので、右腰損傷部と共に
筋組織の柔軟性を改善させる当接骨院独自の理学療法を実施しています。
右上画像は1週間後ですが、丸の囲みで赤、青色の信号が減少し、その周囲の筋線維
(斜めの縞模様)が画像上に現れ、損傷部の修復が促進していることが認められました。
起立加重時や中腰、長時間の座位による痛みも、あまり気にならない位に改善されました。
(痛みの主観的評価:初診時8/10 → 1週間後3/10)
鶴ヶ島市 ふじみ接骨院