右股関節 超音波長軸像 左股関節 超音波長軸像
鶴ヶ島市中学3年生、サッカークラブチーム所属。FW選手。
【原因】
練習中、右足でボールを強く蹴った瞬間、右股関節に強い痛みを感じました。その後は、
練習を続けることが出来ませんでした。
受傷2日後に当接骨院へ来院。起立加重時、股関節屈伸時、圧痛などが強かったため、
超音波観察を行いました。
左右上画像は損傷部で、腸骨の下前腸骨棘という大腿四頭筋(直筋)が付着する箇所です。
左上画像と右を比較すると、左上画像は(軟)骨の一部が矢印方向に剥離している様子が
認められました。
その為、大腿四頭筋(直筋)は膝を伸ばす作用がありますが、筋肉が収縮すると損傷部が
剥がれようとする力が加わり、痛みが強まります。
【施術】
この患者さんは、練習を休みたくないと強く希望していますが、歩行時も強い痛みがあるため、
ボールを蹴ることが出来る状態ではありませんでした。
剥がれた(軟)骨の一部がしっかりと硬化(骨化)すれば痛みが消失します。
早く練習や試合に復帰する為には、痛めた損傷部に負担を極力かけず、骨化を促します。
骨化が不完全な状態で激しく動いてしまうと、硬くなり始めた(軟)骨が再度剥がれてしまい、
結果的に治癒するまでに時間を要してしまいます。
当接骨院では、治癒後スムーズに練習や試合に復帰出来る様、関節や筋の柔軟性を高める
と共に、日常生活では痛みや負担を軽減する固定やテーピングを貼付いたします。
鶴ヶ島市 ふじみ接骨院