左外反母趾外観 左母趾内側 超音波長軸像
坂戸市70代女性、無職。外反母趾の痛み。
【原因】
10数年前から外反母趾と診断されていましたが、最近では特に痛みがありませんでした。
当接骨院に来院される前日、机の脚に左母趾をぶつけて強く痛み出しました。
左上写真は母趾の内側ですが、丸で囲んだところが少し赤くなり腫れていました。
また、超音波観察にて、右上画像上の丸の囲みに滑液包が黒く描出され、滑液が貯留して
腫れている様子が認められました。
この腫れている箇所を押したり、体重をかけたり、靴を履いて歩行すると痛みが強くなります。
母趾MTP関節の内側にある滑液包は、靴を履いた時、靴の内側にぶつかるのを和らげる
クッションの役目をしたり、関節の屈伸運動をスムーズに行う働きがあります。
その滑液包に慢性的に炎症が起こると赤く腫れ上がり、加重したり動かしたりするだけでも
激痛が走ります。この状態を滑液包炎(バニオン)と言います。
【施術】
今以上に腫れと痛みが悪化しない様、しっかりとアイシングします。また、過剰に貯留した
滑液が早期に吸収する理学療法を行います。
日常生活では、腫れている箇所に衝撃吸収材のパッドを当て、衝撃などから保護するように
しっかりと固定します。
鶴ヶ島市 ふじみ接骨院