受傷部外観写真 右腸母趾伸筋腱 超音波長軸像
鶴ヶ島市50代男性会社員。 右足甲の痛み。 長母趾伸筋腱炎。
【原因】
ゴルフのラウンド中に右足の甲が痛くなりました。ゴルフシューズは、踵のダイヤルを回して足に
フィットさせるタイプで靴ひもはありません。この日はダイヤルをきつく締めてプレーしてしまいました。
途中でシューズがきつく、痛みを感じましたが、最後まで我慢してしまいました。
ゴルフ翌日に当接骨院を受診。右足の甲は腫れて熱感があり、疼痛も著明でした。(左上写真の丸の
囲み。)超音波観察では、右上画像の赤の囲みで特に圧痛が強く、長母趾伸筋腱は左(ここでは掲示
していませんが)と比較して2倍の太さに硬く腫れている様子が認められました。
別の患者さんですが、毎週末スキーに出かけた際に履いたブーツがきつかったせいで、右足の
甲がブーツの内側に当たり腱が腫れて通院加療されたことがありました。
長母指伸筋は足の親指を伸ばしたり指を上に向ける働きがあり、第1中足骨と内側楔状骨の
直上を走行します。(左上写真の矢印)
この第1中足骨と内側楔状骨は足の甲の中で1番高さがあり、長母趾伸筋腱がこれらの骨と
硬いシューズの天井に挟まれて痛くなります。
【施術】
日常生活や仕事中は、今後硬くきつい靴を履かないようにします。また、症状が悪化しない様
包帯やサポーターなどで保護、固定します。
スポーツでは、足の形に合ったシューズ選びやシューズを締めすぎないようにすることが、
足の故障やけがの予防になります。
施術では、手指の腱鞘炎でも行っていて、腱を柔軟にし消炎鎮痛に効果的な理学療法を
実施していきます。
鶴ヶ島市 ふじみ接骨院