左第3指 超音波長軸像 同部位 整復後
坂戸市高校生男子。空手部。手の指の痛み、左第3指(中指)PIP関節脱臼。
【原因】
部活練習中、相手のけりを防いだ時に、左中指が強く弾かれて負傷しました。蹴られた直後に指の
異変に気づき、指を曲げようとしましたが痛みで動かすことが出来ませんでした。
帰宅後、当接骨院を受診。超音波観察にて左中指のPIP関節(俗にいう第2関節)が亜脱臼(左上画像の
丸の囲み)と、ここでは掲載していませんが掌側板が損傷している様子が認められました。 患者さんは、
ひどい捻挫と思っていたらしくまさか脱臼しているとは思わなかったそうです。
掌側板とは、手の指がこれ以上伸展できないようにする線維性の軟骨です。
【施術】
中指の亜脱臼と掌側板の膜様部が基節骨から剥離した損傷の整復を実施。(右上画像の基節骨と
中節骨のラインが揃い脱臼が整復されました。)
整復後は、アルミシーネで固定し、翌々日に痛みがかなり軽減しましたので、少しづつ理学療法を
開始しました。約10日でアルミシーネを除去し中指と薬指をテーピングで固定しました。
部活完全復帰に向けて理学療法を継続中です。
鶴ヶ島市 ふじみ接骨院