右腓骨 超音波長軸像 右足関節レントゲン画像
鶴ヶ島市60代女性。 主婦。 交通事故。 鞭打ち(ムチウチ)症、足の骨折。
【原因】
自家用車で国道を走行中、交差点で右折車と正面衝突してしまいました。女性は交通事故の衝撃で
体が前方に移動した際、首はむち打ち状態となり、右足首を強く捻った模様です。(瞬間的なことで
あまり覚えていないようですが。)
当接骨院での超音波観察において、右足の腓骨遠位端(左上画像の丸の囲み)と
右第3,4中足骨基部に骨折が認められました。また、精査依頼先のレントゲン撮影においても、
同部位の骨折が認められました。(右上レントゲン画像の丸の囲み。)
【施術】
骨折部を整復後、約1か月半ギプス固定を行いました。鞭打ち(ムチウチ)症は、首から肩、背中の
痛み、頭痛やめまいなどの不定愁訴が強いため、当初は積極的な理学療法を行わず、軽擦法(軽い
マッサージ】などに努め、徐々に患部を柔軟な状態に戻していきます。
【リハビリ】
ギプス除去後、患部のむくみと腫れが強く痛みが残存している為、早期に腫れが消失する
理学療法を実施しました。約1週間でむくみはかなり消失しました。右足関節の可動域は、
ギプス固定中から足の指を動かすなどしていた為、固定の影響がほとんどありませんでした。
そのため、関節拘縮の可動域訓練は行わずに済み、腫れと痛みを取り除く理学療法において
ふくらはぎの柔軟性を高めるマッサージや膝、足関節のストレッチを行います。
歩行訓練は中足骨の骨癒合が完全ではない為、全体重の加重歩行ではなく1/2加重で行い、
超音波観察で骨癒合の状態を確認しながら徐々に加重割合を増やしてゆき、リハビリを
進める予定です。
鶴ヶ島市 ふじみ接骨院