左ひざ裏内側 超音波長軸像 同部 穿針排液18日後
川越市60代女性、主婦。膝の痛み、ベーカー嚢腫。
【原因】
ウォーキング中、転倒して左膝を地面にぶつけてしまい、当接骨院へ来院されました。普段から正座をすると左ひざ裏に
重い痛みを感じると訴えられました。うつぶせになってもらい、膝を曲げて触診してみると、親指大の腫瘤を触知しました。
超音波観察を行ったところ、膝窩内側にベーカー嚢腫が認められました。(左上画像の黄色の囲み)
ベーカー嚢腫とは、潤滑油の働きをする膝の関節液を産生する滑液包が、繰り返しの負担や運動、けが、加齢による
関節症、慢性関節リウマチなどが原因で炎症を起こし、ひざ裏に関節液が過剰に貯留する場合を言います。
【施術】
一般的に安静を保つ(運動制限)や適切な理学療法を行うことで、炎症が鎮静され、貯留した関節液も縮小、消失
することが可能です。
女性の嚢腫は、かなり大きくなっていましたので、依頼先クリニックで穿針排液してもらうことにしました。約20mlが
吸引されたと報告を頂きました。右上画像は排液18日後ですが、嚢腫が縮小している様子が確認できました。
女性は1週間後にハイキングに出かける予定であるため、膝の理学療法を継続しています。
鶴ヶ島市 ふじみ接骨院