右母指MP関節尺側 超音波長軸像 左同部 健側
坂戸市若葉 40代男性会社員。手指の痛み、右母指MP関節尺側側副靭帯損傷(Stener Lesion)。
【原因】
緑地帯をランニング中に転倒してしまいました。右手を突いたときに、親指を木の根に引っかけてし
まいました。その日に当接骨院へ来院されました。
右母指のMP関節が腫れ、親指を開こうとすると激痛が走りました。超音波検査で中手骨と基節骨に
付着している尺側側副靭帯(画像の黄色の部分)にストレスをかけてみたところ、患側の関節にエコー
の侵入が認められました(右上画像丸の囲み)。
ストレスをかけることを止めると、エコーの侵入はありませんでした。従って靭帯が損傷(伸びてし
まった。または部分断裂)が推測されました。健側関節にもストレスをかけて見ましたが、画像上の
変化は認められませんでした。
Stener Lesionはスキー中に転倒し、ストックが親指に引っかかり外転強制されると起ります。また、
靭帯損傷を放置すると外転時の痛みが残ったり、物を握ったりする際に痛みや力が入りづらいなどの
後遺症が残ります。
【施術】
腫れが早く引くようにアイシングします。靭帯の修復を早める治療機器を使用して施術していきます。
2週間、アルフェンスシーネで固定します。
2週間後の超音波検査で患部の靭帯にストレスをかけたところ、エコーの侵入は無く靭帯の修復が
進んでいることが判りました。親指を開く動作をすると少し痛みがでるため、痛みを取り除く施術を
継続しています。
鶴ヶ島市 ふじみ接骨院 ☎049-271-3570
アクセス
http://www.223sekkotsu.com/access/