中学三年生は最後の大会(埼玉県学校総合体育大会)に向けて部活動を頑張っていますが、
その頑張りに伴って、ねんざや肉ばなれ、ぎっくり腰などで来院する中学生が増えています。
今まで培ってきた力を発揮するために、練習を頑張り過ぎず、体のケアと休息に務めて
試合に臨んで欲しいです。
【今回の症例】
川越市 男子高校生 左足関節の痛み 左腓骨疲労骨折
初診時、超音波画像
3週後、超音波画像
【原因】
陸上長距離ランナー。大会1ヶ月前からスピードを重点に練習を行ってきました。10日前から左足首の外側に
違和感が出現したため、近隣の整骨院で最新の電気治療をしてもらい大会に出場。レース後、歩行不能
となってしまいました。
【治療】
左足に加重すると左外くるぶしの上部に痛みが出現。超音波検査の結果、腓骨骨表面が僅かに隆起し、
その隆起上に仮骨も出現して疲労骨折している様子が認められました(画像丸の囲み)。
疲労骨折の痛みは痛みを軽減させる治療器ではなく、骨癒合を促進させる治療器(LIPUS)で施術します。
また骨癒合には2~4週かかり、その間に練習を行ってしまうと骨癒合が進行しないため、練習の復帰は
慎重に行います。
【6/28 追加情報】
3週後の超音波画像では疲労骨折の箇所が、骨形成が促進して骨隆起していることが認められた(下画像
矢印間)。骨隆起している箇所を押すと圧痛があるため、2週後に再度、超音波検査の予定です。
鶴ヶ島市「痛みを診る」に取り組む、ふじみ接骨院 ☎049-271-3570
アクセス
http://www.223sekkotsu.com/access/