連日、暑い日が続いています
先週の土曜日に車で出かけたところ、外気温は40度を表示していました。
炎天下の中、スポーツ、部活動をする方は、
くれぐれも体調の変化に気を付けて無理しないで下さいね。
【今回の症例】
坂戸市 男子高校生 体操部所属。すね(スネ、脛)の痛み、シンスプリント
初診時、超音波画像
初診から2週後
【原因】
体操部に入部して2ヵ月、ダッシュ、ジャンプ、着地を繰り返し練習していたところ、右すねの内側
に痛みが出現しました。2週間、ダッシュとジャンプを控えていましたが、痛みは軽減しません。
【施術】
右すねの内側を指で押すと激痛を感じます。歩行時に爪先で地面を蹴りだす時に痛みが出で跛行になります。
超音波検査では右脛骨内側下1/3部に骨表面の長趾屈筋付着部が黒く低輝度で覆われていました
(画像丸の囲み)。
これは長趾屈筋が収縮、骨付着部の牽引が繰り返し強制され、部分的に筋断裂、出血、骨細胞の変性が
起こり、外症性炎症反応が起こり、シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)を引き起こしたと考えられました。
シンスプリントはスポーツ中にダッシュ、ジャンプ、ストップなどの負担が、すねの骨の真ん中から下部に
繰り返し加わり、痛みや腫れによってスポーツを継続することが困難になる症状です。
2週間施術継続後、脛骨骨表面上の内出血が消失し(下画像)、歩行時の痛みが消失したのでジョグを開始
しました。シンスプリントは脛骨の疲労骨折に移行することがあるので、練習復帰は超音波画像などで
客観的に評価することが必要です。
鶴ヶ島市 「痛みを診る」に取り組む、ふじみ接骨院
☎049-271-3570 アクセス
http://www.223sekkotsu.com/access/