【今回の症例】
鶴ヶ島市 女子高生 左膝の痛み ジャンパーひざ 膝蓋腱炎
右膝蓋腱(正常側) 左膝蓋腱(患側)
【原因】
バスケットボール部に所属しています。夏休みに入って、毎日練習と練習試合で休みがありません。
2週間前から左膝蓋骨(お皿の骨)の下がジャンプと着地を繰り返すと痛み出しました。
高校の近くの整骨院で関節炎と言われ、アイシングとスポーツマッサージの施術を受けていました。
日常生活動作で痛みが軽くなったので、軽い運動をしても良いと言われ、ランニングをしたところ
左膝の下がギクッと痛くなりました。
【治療】
超音波検査で左の膝蓋腱が右と比較して腫れて(画像矢印)、充血していることからジャンパーひざで
あることが判明しました。
*ジャンパー膝とは、バスケットボールやバレーボールなどでジャンプ、ダッシュ、ストップ動作を繰り
返すことにより、膝蓋骨の上下部に痛み、腫れ、軋轢音、硬結、骨性隆起などが生じる症候群です。
成長期に画像所見で膝蓋骨下部に透亮像、骨棘、骨片がみられるものをシンディングラーセン・
ヨハンソン病と言います。
膝蓋腱のみに症状がみられる場合は、膝蓋腱炎と言う病名が使われますが、病理組織学的には炎症
では無く、変性所見が見られます。
女子高生は練習復帰まで、激しい練習は休止して痛みの出ない範囲で運動を制限します。ひざ下腱の
腫れの吸収促進、変性した腱の修復が促進されるよう治療を進めます。
鶴ヶ島市 「痛みを診る」に取り組む、ふじみ接骨院
☎049-271-3570 アクセス
http://www.223sekkotsu.com/access/