子供の頃、転んで膝などに擦り傷が出来ると何気なく唾をつけて「傷の処置」をしていたのを覚えている。
この唾を傷につける行為は、治癒を促進することが最近、米国実験生物学会連合が紹介した。
ヒトやニワトリの唾液に含まれるヒスタチン1や唾液が内皮細胞の接着や新生血管の促進など創傷治癒に
関係していることが証明された。
昔、実家で飼っていた犬が傷をなめて治していたことを思い出しました。将来、創傷の治療だけではなく、
捻挫や打撲の治療もさらに進化することを期待したいです。
【今回の症例】
坂戸市 中学2年生 膝関節の痛み 内側側副靭帯損傷
右膝内側(患側) 左膝同部(正常側)
【原因】
バスケットボール部の練習でランニング中に転びそうになり踏ん張ったところ、右膝関節を捻ってしまった。
近隣の整体院で膝内側の軟骨を痛めていると言われ、1週間ほど痛みを解消する整体とマッサージを受けました。
【治療】
右膝関節を深く曲げたり捻ったりすると膝の内側が痛みます。超音波検査で右内側側副靭帯(MCL)の浅層と
深層の間隙が正常側と比較して腫れていました(左画像矢印下の黒い帯)。
中学生から「5日後の試合に出たい」と言われましたが、痛みと症状から試合出場は困難だと伝えました。
たとえ5日で痛みが消失しても、その後の練習ではスポーツ用の膝サポーターをしっかり装着して右ひざの
状態を確認しながら運動強度や量などを段階的に引き上げていかなければなりません。それが結果的に練習や
試合に早く復帰できる望ましい状態です。
当院では「痛みを診る」に取り組み、皆様に安心して当院を受診して頂けるよう超音波検査機器を使用して
患部の状態を客観的に評価確認しています。
長い間ケガの痛みが良くならない、原因不明の痛みにお悩みの方は、当院までお問い合わせ下さい。
きっとあなたのお役にたてると思います。ご一緒に痛みのない健康な体を取り戻しましょう。
鶴ヶ島市 ふじみ接骨院 てらしま
☎049-271-3570 アクセス
http://www.223sekkotsu.com/access/